コラム・インタビュー

越境学習が、固定観念を打破する 〜ダイバーシティを力に変える人材育成のアプローチ〜【ハウス食品グループ本社・人事担当者の声】

食のインフラを支える大手食品メーカー、ハウス食品グループ本社株式会社。同社は「食を通じて人とつながり、笑顔ある暮らしを共につくるグッドパートナーをめざします。」をグループ理念に掲げています。その想いは「お客様への責任」「社員とその家族への責任」「社会への責任」という3つの責任として言語化され、時代を超えて社会に役立つ企業であり続けるための、あらゆる活動の根幹となっています。
第八次中期経営計画では、社員とその家族への責任において「ダイバーシティを力に変える」を方針に、5つの取組を推進。なかでも、主体的な自己変革を支援する取組を進めていくため、「社内外の越境機会の拡充」に力を入れています。新たな越境機会を検討するうえで、なぜside projectが選ばれたのか。人材戦略部 学習機会開発課の上原 康裕さん・工藤 誠也さんにお話を伺いました。

■活用サマリ
導入プログラム:side project
目的:社員の経験の多様性を高める/固定観念を打破する
対象:ハウス食品グループ国内勤務 新卒入社4年目以上の正社員(公募制)
選出方法:社内公募(「越境クエスト」の愛称でイントラ掲示板にて案内+オンライン説明会)


■ 導入背景

・第八次中期経営計画の社員とその家族への責任において、「ダイバーシティを力に変える」という方針のもと、5つの取組を実施しており、そのうちの1つである、主体的な自己変革を支援する取組を進めることで、社員の経験の多様性を高めることを掲げている。実現に向けた具体策として、社内外の越境機会の拡充を位置づけており、私たちも新たな越境プログラムの検討を進めていた。

・ 人材育成の根幹に「経験学習」を置き、多様な経験を通じて個人・組織双方の固定観念を打破することが、多様性を価値に変えることにつながると捉えている。

・ OJTだけではできない経験もあることから、それを補完する施策としてOff-JTを多数配置しており、越境プログラムもその一つとして拡充してきた

■ 導入の決め手・継続理由

・ 「本業ではなかなか経験できない環境」でのリアルな実務をすることにより、参加者の視野を広げ、新たな視点を得ることが期待できると考えた。

・ 業務時間の20%・3ヶ月という設計が、現場の負担感を抑えながら学習機会を確保できる点で受け入れやすかった。

・ ベンチャー企業の経営者と直接仕事をし、大企業とは異なる組織構造や意思決定のスピードを体感できる点が、参加者の視野を広げ、自社の強みや文化をメタ認知することで、固定観念の打破に繋がると考えた。

■ 制度設計・運用上の工夫

・ プログラムの社内呼称を「越境クエスト」と命名。冒険・ワクワク感を前面に出し、応募への心理的ハードルを下げた。

・ローンディールと共催でオンライン説明会を開催。アーカイブ動画やQ&Aも整備し、忙しい社員でも情報を取りやすい環境を整備した。

・ プログラム終了後に社内参加者3名による「事後学習会」を実施。参加者同士が経験・学びを共有し、最後は「ネクストアクション宣言」で締めることで、学びを行動に転換する仕掛けを組み込んだ。

上原さん(写真左)と工藤さん(写真右)

■ 担当者コメント

上原 康裕さん(人材戦略部 学習機会開発課 課長)

“多様な経験をした人が増えると、組織に個性的な強みを持った人材が増えていく。それが積み重なることで、組織が変わっていく。”

弊社は「経験学習」を人材育成の根幹に置いています。成長は経験によって培われるものなので、多様な経験を積むことが個人の成長にも、組織の多様性にもつながる。そしてそれが新しい価値の創造につながっていくと考えています。そのサイクルを回し続けることが私たちのミッションです。side projectはそのサイクルを加速させてくれる重要なピースの一つです。

一人ひとりが多様な経験をしていくために、社内で自律的なキャリア開発を促進しており、会社全体でさまざまな挑戦機会を設けています。それらを活用してチャレンジをする人材を増やしていくのが、私たちのミッションでもあります。

工藤 誠也さん(人材戦略部 学習機会開発課)

“「失敗してもいいんだ」——その言葉の裏側に、私たちが向き合うべき問いがありました。”

事後学習会で一番印象に残ったのが、参加者の皆さんから共通して出てきた「失敗してもいいんだ」という言葉です。ベンチャー企業では試行錯誤が前提で、失敗から学ぶ姿勢が当たり前にある。逆に言えば、自分たちの組織にはいつの間にか「失敗しづらい雰囲気」が生まれているのかもしれない。その裏側にある問いを、私たち人事も真剣に受け取りました。

参加者の皆さんには、この経験を個人の学びで終わらせず、社内の越境インフルエンサーになってほしい。越境フォロワーを増やして、大きなムーブメントを起こしていく。これからside projectに挑戦する方々にも伝えたい。社外だからこそ得られるものが、このプログラムには詰まっています。ぜひ、挑戦を恐れない勇者になってください。

企業プロフィール
社名:ハウス食品グループ本社株式会社
業種/事業内容:香辛・調味加工食品事業を中核とし、海外食品事業、外食事業などを多角的に展開する食品メーカー
取材協力:人材戦略部 学習機会開発課 上原さん・工藤さん

<関連情報>

▼ 詳細のインタビュー記事もぜひご覧ください

ダイバーシティ戦略と越境学習をつなぐ、ハウス食品グループの人材育成哲学

ご相談・お問い合わせ

Contact

越境学習の​活用に​ついて​ご相談ください​

わかりやすい導入事例紹介、​
社内稟議に​役立つデータなど​多数掲載

無料 資料請求

まずは​自社の​課題に​合うか​
相談したい方は​こちら
専任プロデューサーが​丁寧に​ヒアリング

無料 お問い合わせ