「外を知り、変革をリードしてほしい」~変革期の北海道電力が挑む経営人材育成~【北海道電力株式会社・人事担当者の声】
北海道の電力供給を支える北海道電力株式会社。同社は2024年に発表した「ほくでんグループ人材戦略」のもと、「今ある価値」を高めながら「新たな価値」を生み出していく企業風土づくりと、⾃律的に挑戦・変化していくことができる⼈材の育成に取り組んでいます。中でも経営人材の育成を重要な施策の柱に据え、その一環として導入したのが「レンタル移籍」です。
伝統的なインフラ企業が、なぜ社内の枠を越えた経験を必要としたのか。その背景や狙いについて、人事労務部 総合研修センターの伊藤さん(所長)と村上さんにお話を伺いました。
■活用サマリ
・導入プログラム:レンタル移籍
・目的 :経営人材・次世代リーダーの育成
・対象 :次世代リーダー研修受講者
・選出方法 :公募(手挙げ式+面談)
■ 導入背景
・2024年に策定した「ほくでんグループ人材戦略」において、変革を担う経営人材の育成を重要施策として位置づけた。
・社内研修を土台として、より実践的な研修を求めていた。
・縦割り組織の中で、スピード感ある意思決定や横断的な動き方を体得できるより多くの機会を必要としていた。
■ 導入の決め手
・派遣先のほとんどがベンチャー企業であり、自社とは異なるスピード感・意思決定プロセスに触れられる点。
・事前研修から派遣、事後研修まで、研修の前後を含めたきめ細かなフォロー体制が整っている点
・「ただ行って終わり」の研修ではなく、人材育成のプロセスとしてしっかり伴走してもらえる安心感があった。
■ 制度設計・運用上の工夫
・自社の人事異動サイクル(4月定期異動)に合わせてレンタル移籍の開始時期を4月に設定。
・移籍期間は、移籍者が壁にぶつかり、それを乗り越えるという一連の経験ができるよう6ヵ月に設計。
・「やらされ感」ではなく本人の主体性を重視するため、社内で実施している次世代リーダー研修受講者を対象に手挙げ式の公募を実施。

■ 人事コメント
◎ 伊藤 日出雄さん(人事労務部 総合研修センター 所長)
変革をリードしていく人材を育てることが、レンタル移籍の本質だと思っています。一職場の話ではなく、会社全体として経営人材を育てるという視点で、各部署からレンタル移籍者を送り出してもらえるよう、人事としても取り組んでいきたいと思っています。今回の取り組みが、将来の組織変革の礎になることを楽しみにしています。
◎村上美由紀さん(人事労務部 総合研修センター 主任)
当社は今まさに変革の過渡期にあります。このレンタル移籍が一つのきっかけとなって、社内に新しい空気感・流れを作ってくれることを期待しています。レンタル移籍を通じて「外」を知った社員が、社内の変革をリードしていく人材に育っていってほしい。まずは今回の1人の経験を丁寧に積み上げ、少しずつ派遣人数を増やしながら、会社全体の変革につなげていきたいと思っています。
更に詳しい導入背景を知りたい方はこちらをご覧ください。
