越境学習を機能させるには? 京セラ6年の実践と人事の取り組み【HRカンファレンス2026春 開催レポート】
2026年5月14日、「HRカンファレンス2026-春-」にて、「越境学習を機能させるには? 京セラ6年の実践と人事の取り組みについて」を講演しました。
本講演では、京セラ株式会社 より 小林 実央 氏(総務人事本部 人事企画部)をゲストに迎え、立ち上げ当初から伴走してきた代表・後藤とともに、6年間にわたる越境学習施策の実践をもとに、越境体験を単発の研修で終わらせず、組織にどう接続していくかについてディスカッションしました。
当日は約80名の方にご参加いただき、多くの質問が寄せられるなど、高い関心が寄せられました。

「どう機能させるか」が課題
近年、「越境学習」が広がる中で、実際にどう組織に活かしていくかを模索する企業も増えています。
たとえば、
・体験をどう現場に還元するのか
・一部の意欲層だけで終わらせないためにはどうするか
・帰任後の活躍をどう支援するか
といったテーマです。
今回の講演では、こうした“導入後のリアル”について、実践を交えながらディスカッションが行われました。
制度設計では語れない「運用のリアル」
当日は、
・越境経験者への帰任後フォロー
・社内への還元・共有
・管理職や周囲との関係性
・人事としての伴走のあり方
など、制度設計だけでは見えづらい“運用のリアル”について話が広がりました。
特に印象的だったのは、越境体験を「送り出して終わり」にせず、帰任後の対話や周囲との関係性づくりまで含めて、人事が継続的に関わっている点です。制度として整えるだけでなく、一人ひとりの変化や葛藤に向き合いながら運用を続けている実践が共有されました。

講演後アンケートは約8割が満足
講演後のアンケートでは、約8割の方から満足の回答をいただきました。
・とても満足:11名(39.3%)
・やや満足:11名(39.3%)
・どちらでもない:6名(21.4%)
・やや不満:0名
・不満:0名
自由記述では「社員にとっての貴重な異文化交流能力養成機会として、しっかり取り組まれていることに感心しました」「現場の生の声を聞くことができた」「帰任後の還元や組織への接続についてさらに知りたくなった」など、多くのコメントをいただきました。
越境学習を機能させるために
越境学習は、単に「外に出ること」自体が目的ではありません。その経験をどう組織や本人の変化につなげていくかが重要です。
今回の講演では、制度設計だけでなく、現場での運用や対話を通じて試行錯誤を重ねられている実践が共有されました。越境経験を一過性の体験で終わらせず、組織の学びへとつなげていく。そのために人事が果たす役割について、多くの示唆を得られる時間となりました。
ローンディールとしても、こうした実践知を活かしながら、企業ごとの課題や状況に寄り添い、越境学習が組織に根づいていくよう伴走してまいります。

関連セミナーのご案内
移籍経験者本人が「帰任後5年間の変化」を語る続編イベントも予定しております。具体的な経験談をもとに、何が学べたのかを本音で語っていただきます。
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【6月3日開催:後続セミナーのご案内】
京セラの越境経験者が語る、帰任後5年間の効果検証
~越境は”研修”か、それとも”投資”か~
■日時:2026年6月3日(水)12:00~13:00
■形式:オンライン(Zoomウェビナー)
■費用:無料
■詳細・お申し込み:https://loandealevent20260603.peatix.com/
本イベントでは、実際にベンチャーへ移籍した経験者ご本人が登壇し、帰任後5年間の変化や葛藤、組織への波及についてお話しいただきます。先日の講演とはまた違った視点で、越境経験のリアルをお届けします。
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◼︎関連記事:今回ご登壇いただいた小林さんのインタビューです。ぜひご覧ください。
「創造力と実践力を磨く”越境”施策」~看板も後ろ盾もない環境で育つ力~

